足首のぐにゃり、見過ごしていませんか?あなたの体が悲鳴をあげる前に

目次
第1章:その痛みや不調、足首が原因かもしれません
「膝が痛い」「股関節がだるい」「足がすぐに疲れる」「夕方になると足がむくむ」
こういった悩みを抱えて来院される方の多くに共通して見られるのが、足首の不安定さです。
実は、これらの症状は“患部”である膝や股関節に原因があるとは限りません。
特に女性に多くみられるのが、過去に足首をひねった経験がある方、あるいは自覚がなくても軽い捻挫(靭帯の微細な損傷)を繰り返している方です。
足首の捻挫が癖になってしまうと、関節を安定させる靭帯の支持機能が低下します。
靭帯は一度傷つくと筋肉のようには回復しにくく、「鍛えて元通り」というのが難しい組織です。
そのため、足首の関節が**“まっすぐに保てなくなる”=アライメント(整列)が崩れやすくなる**状態に。
その結果どうなるかというと――
歩くたびにわずかな横ブレ(側方動揺性)が起こり、上に乗っている膝・股関節に余計なストレスがかかるようになります。
「なんとなく不安定」「疲れやすい」という体のサインは、実はこうした微細なズレから始まっているのです。
次章では、この足首の“ズレ”が全身にどのような影響を与えているのか、さらに詳しく見ていきましょう。
第2章:足首は“積み木の土台”。ズレた支点が、全身のバランスを狂わせる
私たちの体は、骨・関節・筋肉が精密に連動しながら動いています。とくに足首は、重力を受け止める「荷重関節」として、まるで積み木の最下段のような役割を担っています。
この“土台”が不安定だったり、関節の支点がわずかでもズレてしまうと、その上に積み重なる膝や股関節、さらには腰や背骨にも無理な力がかかり始めます。実際に「膝が痛い」「股関節が不安定」といった訴えの背景に、足首の側方不安定性(左右への揺れ)や底背屈の制限(前後の動きの硬さ)が潜んでいるケースは少なくありません。
足首の支点がずれたままだと、正しい姿勢や動きを“意識”で修正するのはとても難しくなります。なぜなら、関節が本来の位置からずれていると、どんなに気をつけても体重のかかり方や動きの軌道が狂ってしまうからです。
たとえば「足首をまっすぐに保とう!」と意識しても、支点そのものがズレていれば、構造的に安定せず、結局バランスは崩れたままになってしまいます。
さらに、足首の安定を支える靭帯などの支持組織は、筋肉のようにトレーニングで強くなるわけではありません。一度損傷を受けてしまうと、完全な回復が難しく、再びぐらつきやすい状態に戻ってしまうのです。
この状態を放置していると、関節の一部にだけ負担が集中し、徐々に変形性関節症などのトラブルを引き起こす原因となることもあります。足首のズレは、“足首だけの問題”では済まないのです。
第3章:支点を整え、動ける足首を取り戻すために
では、不安定になった足首をどうすればよいのでしょうか。
まず大切なのは、足首の「支点=距骨」を正しい位置に戻してあげることです。
距骨とは、足首のちょうど中心にある骨で、体重を支える“芯”のような存在。
この距骨が前や横にズレてしまうと、足首全体の安定感がなくなってしまいます。
でも、この距骨は自分で意識して動かせる場所ではありません。
だからこそ、私たちは bonboneアルキスタ という足首サポーターをおすすめしています。
アルキスタは、距骨を「まっすぐ」の位置に近づけ、足首全体をしっかり包み込むことで、立っている時も歩いている時も、
✔ 足首が安定しやすい
✔ ブレにくい
✔ 疲れにくい
体づくりをサポートしてくれます。
「自分で頑張って立とう」「気をつけて歩こう」と意識しなくても、
まずは土台そのものが安定してくれる。
その状態で歩くことで、少しずつ動きのクセも整いやすくなるのです。
では、さらに快適に歩ける体にしていくには、どんな工夫ができるのでしょうか?
次章では、日常の中で気をつけたいことや、体の使い方についてご紹介します。
第4章:支えながら歩いて、少しずつ「動ける自分」を育てていく
アルキスタを装着するだけでも、足首の支点が安定し、歩いた時のブレが軽減されます。
普段どおりに立ったり歩いたりするだけでも、**「正しい支点で体重を支える」**という大切な習慣づくりが始まっているのです。
まずはそれだけでも十分価値があります。
頑張って動き方を変えなくても、足首が支えられることで、自然と体は「正しい動き方」に近づいていくのです。
でも、もっと「ラクに」「軽やかに」動けるようになるためには——
✔︎ 普段の立ち方
✔︎ 歩く時の足の運び方
✔︎ 使えていなかった筋肉の働かせ方
こういった部分を、少しずつ見直していくことがさらに効果的です。
たとえば:
- 足の指や足裏でしっかり地面を感じること
- 足首だけでなく、骨盤や体幹も一緒に使って歩くこと
- 無意識に出ている“悪いクセ”(片足に体重をかけすぎる、内また・外また歩きなど)をリセットすること
こうした工夫を積み重ねることで、
自分の体の弱点を理解し、必要なサポートを上手に取り入れながら、無理なく動ける体を保ち続けることができます。
「全部自分の力で支えなきゃ」と頑張りすぎなくても大丈夫。
支えてくれるものを味方につけて、負担を減らしながら日常を過ごすことが、
長く元気に動ける体づくりのコツです。
さらに、こうして足首の安定を保つことは、
足裏のアーチや足首、膝、股関節といった「体の土台から順番に積み重なっている部分」を守ることにもつながります。
足首の不安定さを放っておくと、
● 足のアーチがつぶれてきたり
● 足首そのものがゆがんできたり
● 膝や股関節に余計な負担がかかったり
——知らないうちに、こうした**“変形”のリスク**が高まっていきます。
でも、アルキスタのようなサポーターで日常的に足首を安定させておけば、
こうした悪循環を未然に防ぎ、「今の体の形」を守ることができるんです。
体を守ってくれる道具があるって、ありがたいですよね。
あなたの体に合ったケアで、未来の不安を減らしましょう
足首の不安定さや動きのクセは、誰にでも起こりうる小さなズレから始まります。
でも、そのまま放っておくと、膝や股関節、足裏など、いろんな場所に負担が積み重なってしまうかもしれません。
「このくらい大丈夫かな?」
「まだそこまで困ってないし…」
そう思ううちに進んでしまう不調を、できるだけ早いうちにサポートすることが、
体の変形や痛みの予防につながります。
琴似整骨院では、
✔ あなたの体の状態に合わせた治療
✔ 日常でできる運動や体の使い方のアドバイス
✔ 支えが必要な部分には、サポーターやインソールなどのご提案
などを通して、「ずっと動ける体」を守るお手伝いをしています。
「こんなことで相談していいのかな?」という小さな不安でも大丈夫。
お気軽にご相談くださいね。
