今回のコラムは、
【原因編】“頑張れない子”の裏にある身体のサイン——
整骨院が見る学力と姿勢の深い関係
の続きとなる【解決編】です。

前回のコラムでは、
「姿勢の乱れが、集中力や学力の伸び悩みに関わっている可能性」についてお伝えしました。

まだ読んでいない方は、
先に【原因編】をご覧いただくと、今回の内容がより分かりやすくなります。

琴似整骨院でできること——姿勢は「鍛えて、癖づける」

姿勢を良くするために大切なのは、次の2つです。

・姿勢を支える筋肉を、正しく働かせられるようにすること
・正しい姿勢を、無理なく続けられる“身体の癖”をつくること

この両方を同時に行えるのが、琴似整骨院の強みです。

■支える筋肉は「頑張る」より「合った方法」で鍛える

姿勢を支えるのは、
お腹や背中の深層部にある筋肉（インナーマッスル）です。

これらの筋肉は、
意識して「ここに力を入れよう」と
ピンポイントで使ったり鍛えたりすることが、とても難しい筋肉です。

そこで琴似整骨院では、
医療用ＥＭＳである楽トレを用いて、
意識しなくても姿勢を支えられる身体の土台をつくっていきます。

根性論ではなく、
「使えていない筋肉を、ちゃんと使える状態に戻す」
ということが大切なのです。

■正しい姿勢は「頑張るもの」ではなく「癖になるもの」

筋肉が働き始めても、
それだけでは日常の姿勢は変わりません。

・座り方
・体の使い方
・崩れたときの戻り方

こうした小さな積み重ねが、姿勢の癖になります。

琴似整骨院では、
簡単なエクササイズや体の使い方を通して、
正しい姿勢を自然に選べる身体へと導いていきます。

楽トレは大人向け？実は姿勢が崩れやすい子どもにも適したトレーニング

「楽トレ」と聞くと、どこか痛いところがある大人がやるものでは？

と感じるかもしれませんが、実はそれだけではありません。

本来の役割は、
👉 姿勢を支える筋肉を“無意識でも働ける状態”に育てること

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子どもに楽トレを用いる目的は、

・座っている姿勢が安定しやすくなる
・余計な力を入れずに体を支えられる
・「姿勢を保つだけで疲れる」状態を減らす

といった、
学習姿勢の“土台”を整えることです。

姿勢保持に必要な筋肉が働き始めることで、
座っていること自体に使われていたエネルギーが減り、
勉強に向ける余裕が生まれやすくなります。

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姿勢が崩れやすい子どもにとっても、
無理なく・安全に・効率よく
姿勢を支える力を育てることができる方法のひとつとして、
琴似整骨院では活用しています。

家でも続けられる、再現性の高いエクササイズを

琴似整骨院では、
来院時にストレッチポールやアシスティックを使ったエクササイズを指導しています。

これらの道具は、

・うまく使えていないインナーマッスルに刺激を入れる
・悪い姿勢のまま固まってしまった体を、効率よくゆるめる

といった目的にとても適しており、
姿勢改善の「きっかけ作り」として有効です。

ただし、
道具がないと何もできないということはありません。

ご家庭にこれらの道具がない場合でも、
道具なしでできる方法を必ずお伝えします。

逆に、

・家でも続けたい
・すでに道具を持っている
・これから購入を検討している

という方には、
ご自宅でも同じように再現できるやり方を丁寧に指導します。

院内でのエクササイズ指導は、
ご希望があればスマートフォンでの撮影も可能です。
あとから見返せることで、
「これで合っているかな？」という不安も減らせます。

また、お子さんの姿勢改善は、
ご家族の理解と協力があるほど、効果が出やすくなります。

治療や運動の説明は、
ぜひ保護者の方も一緒に聞いてください。
「これは何のための動き？」「家ではどこに気をつければいい？」
そんな質問も大歓迎です。

一人で頑張らせない。
家族みんなで共有できる形にする。

それが、琴似整骨院が大切にしている治療の進め方です。

良い姿勢を育てるために——「悪い習慣」を少しずつ減らす

良い習慣を始めようとするとき、
実は同じくらい大切なのが、悪い習慣を“減らす”ことです。

ここで大切なのは、
完璧を目指さないこと。

たとえば、姿勢の悪化に繋がるからと言って

・スマホやタブレットを一切使わせない
・ゲームは全面禁止

…と言われても、
「それは無理」と感じる方がほとんどではないでしょうか。

大切なのは、
100点のやり方を押しつけることではなく、60点でも続けられる形をつくることです。

たとえば、

・ゲームをするときは、寝転ばずに座る
・画面を見る位置を低くしすぎない
・1時間に1回を目安に、立ち上がって体を動かす

これだけでも、
姿勢への負担は大きく変わります。

「それくらいなら、できそう」
そう思えることを一つずつ積み重ねるだけで、
長い目で見れば、確実に身体は変わっていきます。

また、
厄介なのは自分では悪い癖に気づきにくいこと。

・いつも同じ側に体重を乗せて座っている
・足が床につかないまま勉強している
・書くときに、体を覆いかぶせるようにしている

こうした癖は、
指摘されて初めて「そうかも」と気づくことが多いものです。

琴似整骨院では、
身体の状態を丁寧に確認しながら、
「ここ、こんな使い方になっていませんか？」と
一緒に癖を見つけていくお手伝いもしています。

責めない。
否定しない。
できるところから整える。

「全部は無理でも、これならできそう」
その一歩を、一緒に見つけていきましょう。

姿勢改善は「成長に合わせて整え続ける」もの

子どもの姿勢は、
一度整えたら終わり、というものではありません。

成長期の身体は、

・身長が伸びる
・骨格や重心が変わる
・学習環境や生活リズムが変化する

こうした変化を繰り返しながら出来上がっていきます。

そのため姿勢改善も、
「数回で完成するもの」ではなく、
成長に合わせて調整していく、継続的な取り組みが必要になります。

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「意識しなくても崩れにくい」状態を目指して

最終的な目標は、
無意識でも崩れにくい、
身体の使い方が身についている状態です。

そこに至るまでには時間がかかります。
だからこそ、
途中経過を確認しながら、継続して関わります。

姿勢改善は、
家庭だけで完結させるものでも、
子ども一人に任せるものでもありません。

成長の過程に合わせて、琴似整骨院が伴走します。

限られた成長期に、無駄のない姿勢づくりを

琴似整骨院では、
「今の身体に何が必要か」を確認しながら、
やりっぱなしにならない姿勢改善を行っています。

同じ回数でも、
適切な間隔で取り組むか、間が空いてしまうかで、
身体の変化の出方は大きく変わります。

限られた時間の中で、
できるだけ少ない負担で、
でも確かな変化を感じられること。

それが、私たちが大切にしている身体との向き合い方です。

勉強も、部活も、日常生活も。
一度きりの学生時代を、より良い身体の状態で過ごしてほしい。

お子さんの姿勢や学習時の様子が気になる方は、
どうぞ一度、琴似整骨院にご相談ください。
今の身体に合った方法を、一緒に考えていきます。